2009年06月24日

491 テニスをする

491.jpg梅雨入りまっただ中なこの頃。

今年はいつの間にか運動とは無縁になっていた身体を動かすべく、お休みの日にテニスなんかをしています。わたしの学生時代をあまり知らない人たちは、運動は全く出来なそうって言うのだけど(友達なんて、まず運転もできないだろうと疑う)、実は学生時代は、テニスをずっと続けていたんです。わたし。
足は遅いんだけどね。でも普通に楽しむくらいは出来るんですよ。

何かの流れが停滞して、一人時間をうまく使えない日々が続いたりして、どうにかこの流れを変えようと学生時以来ばっさりと髪を切ってみたり、出不精克服のためもあり、新しい環境に入ってみたり。いろいろしてみたな。ウェディングや個人のオーダーに没頭し、その走り出した流れにのって運動もはじめてみたら、いつの間にか自分が元気になっていました。あさ早起きして春独特の繊細だけど差し込む様な日差しを浴び、運動して汗をたくさんかいて、終わった頃にはおなかがすく。こんなことってしばらく無かった事だから、健康だなぁと本当に思う。
水分をたくさんとって、汗をかくので、身体のなかが少しずつきれいに洗われて行く感じがします。

写真は母校ムサビのテニスコート。テニスを再開したとたんに母校でテニスする縁に恵まれて、ナイターを楽しんだ。
学生時代はここで汗を流し、たくさんの仲間と4年間を過ごして、甘酸っぱい思い出もいっぱいある。数年ぶりにあった後輩やはじめてあった後輩もいたけど、時間が違っても同じ環境にある時期いたという親近感か、価値観か。
あっという間に気持ちは学生時代に戻り、みんなが何の違和感も無くとけ込んでいた。ほっとする空気に、テニスはもちろん楽しかったけど、こころがぐんぐんぐんぐん満たされていく。気づくとほんわりと何とも言えない幸せな気持ちになっていた。

最近行き始めたところにも少しずつ慣れてきて。過ごす世界は全く環境が違うんだけど、テニスが大好きで集まってきてるひとたち。それはそれで日常とは別世界で新鮮。そこにある新たな世界に驚きと刺激を感じながら、わたしのなかにうまれる気持ちやこころの動きが、またきっとモノ作りにも影響して行くんだろうなと思うと、楽しみなのである。
こうしてまた少し先の未来が楽しみになってきた。その気持ちが今は何よりも嬉しい。

ほぼ日差しや日焼けと無縁な生活を送っていたけれど、今年は数年ぶりに日焼けと戦いながらどうにか夏の間も続けられたらいいなーと思う。既にだいぶ日焼けしてしまったお肌は、先日鏡を見て実感。
電気が暗くなったのかと思ったら自分が黒く焼けていました。夏はやっぱりナイターがいいなー。
という、休日のテニス話でした。

2009年06月15日

490ウェディングネックレス

490a.jpg先日もお話した海をイメージしたブライダルアクセサリー。気持ちのいいものができて、無事にお客様に届ける事が出来ました。
こちらはネックレスとピアスの写真。
レース編みをするとオリジナルのモチーフが作りやすく、頭の中にある世界を表現しやすいような気がします。
植物や、自然の形が好きなので、そういったイメージを膨らませるのは楽しい作業。ネックレスはシンプルなパールとレース編みのナチュラルなほうと二通りあります。2本を絡ませるように重ねるとこうして豪華になるのです。
アトリエにある布とリボンをトルソーにささっと巻いて、ドレスのような雰囲気を出したところにアクセサリーを着けると、あっという間にウェディングの雰囲気になりました。
こうやって、トルソーにあわせながら微調整をして行きます。490b.jpg
ボリュームや光沢、質感などはやっぱり本物に触れてみていただかないと伝わらないのだけど、届いた時には、とっても興奮気味に感想をメールくださって、わたしも嬉しかった。

海から運ばれてきたたくさんのパーツが、こうして生まれ変わって、海にゆかりのある方の基へとかえって行く。
そういった過程が、とても自然に見えて気持ちがすーっとしたし、ブログを見てくれている友人や、またその繋がりにある人たちなど、たくさんの方に驚きと、ちいさな感動を与えてくれた今回のアクセサリー。
いまは時間が経って、もう随分前の様な気もしてくるのだけど、こうしてお話を書いていると,わたしにとっても大切な思い出になっている事に気づくのです。いろんな縁で今回オーダーを下さる事になって、それもまたつながりが面白かったのだけど、やっぱり続けてきた蓄積と、やってきた事に無駄はないんだなと改めて思う様な出来事でした。
490.jpg
友人がきれいな海に行った事も、そこでわたしを思いついてシーグラスを拾った事も。
わたしがとおい南の島で珊瑚を拾った事も。アトリエに集まってきたたくさんの海のパーツも、それぞれがちゃんと意味をもって、そこにいて、いつかこうしてしっくりと来る作品に生まれ変わる事を待っている。それまで大切にあたためて、じっと待っているのだ。
人との関係も、こうしてゆっくりとあたたまって繋がって行く関係を大切にして行きたいなぁとわたしは思います。

2009年06月05日

489 i am market

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もう一ヶ月以上も前のことなんだけど、お友達のDOOR AND BOOKのアトリエとお迎えの古道具屋mild countryさん、コーヒーやさんやカレー屋さんがぐっと固まって、1日のマーケットを開きました。
DOOR AND BOOKはなんどもここでもお話しているバック作家姉妹で。
最近はmina perhonenのお店にバックを置いたりと、あーっと言う間に今や引く手あまたになりました。だって、まえから言ってるけど、二人の生み出すモノたちは、本当にいいなと思うモノばかりなんだもの。
わたしが作るバックとは、また全然違って,憧れてしまうセンス。
きれいな空気が流れていて凛としてる。そんなバック。

新小金井という都内近郊ののどかな場所にアトリエがあって、わたしは、時々仕事に詰まったり、おしゃべりしたい時に、仕事道具一式もって出張制作しに行きます。学生時代は、会えば話すと言うくらいだったのだけど、いつからか、メールしようかなと思うとメールが来たり、同じような体験をするシンクロがあったりするテレパシーの通じる仲になって。メールも、そうそう連絡しようと思ったとこだった、という返事ばかり。
いつも会う訳ではないのに、ふっと思い出して会いたくなるタイミングが一緒って、うれしいものです。
489.jpgこの日はお向かいの古道具屋さんが1日だけのカレー屋さんになって、みんな新小金井でお店やアトリエをしている人たちが集まって、この日だけのマーケット。
いつもとは違うお店の雰囲気にわたしもじわっと浸り、夕方行ったカレー屋さんは大盛況で並んでいたら、友達が一人、また一人と集まった。
こうして4人でおいしいカレーとワインをいただいて、アトリエのバックをみて、お店の前で立ち話をして新小金井をあとにした。
がんばれる仲間が近くにいるって、こころ強いなぁと思う。それぞれの人たちが、本当に真摯に自分の仕事に向き合っているから、こんなにたくさんの人が集まったんだろうなと思う。プロの仕事って、気持ちいいものだなと改めて思う。
様子はmild countryブログのなかで。いい空気が伝わってきますよこちら


いい1日だったなー。そんな1日も、もう一ヶ月以上も前。
この頃はブライダルアクセサリーや、オーダーが続いたので、毎日が本当にはやかった。
なんだかこの頃、ひたすら振り向かないように走っていたけど、走ってる方向はあってるの?
と思ってふと立ち止まる事がある。いい人たちと出会って、いい仕事ができて、元気でいるから、きっと間違ってはいないと思うんだけど,そんな事をこころの奥で思っていたとき、石井ゆかりさんの占星術では思っている事と、まったく同じ事が書いてあってドキッとした。

2009年06月04日

488 カタログプレゼント

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いつもtarubitwuのohanashiを見てくださって有り難うございます。
tarubitwuでは、新作が出来るごとにささやかなカタログを作っています。
一人ですべて行うのは、結構手間のかかる事なんだけど、
欲しいと思って下さる方に見ていただけたらいいなと思って、今回もプレゼントする事にしました。
このカタログは、先日ananにも掲載されたヘアアクセサリーのシリーズで、ヘアスタイルの
ご提案も兼ねて、作りました。ウェブショップでも載せているカタログとほぼ同じ物です。

ご希望の方は、簡単なアンケートにお応えください
あなたの年齢は?(5歳刻みくらいで構いません)
いつ、どんなところでtarubitwuを知りましたか?
どのくらいの割合でサイトはご覧戴いていますか?
tarubitwu、haflaのものを購入した事はありますか?
最後に、わたしへの熱いメッセージ(これがメイン)


と言う訳で、ちょっと時間がかかるかもしれませんが、お送りさせていただきます
ご住所、お名前を忘れずに〜
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2009年05月31日

487通勤にもいいみたい

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以前この形のバックを仕事で作った時に、通勤のバックに使いたいという問い合わせを何件か戴いた事があって。
アトリエにくるお客さんからもオーダーを戴いた。その時のバック。以前作った物とは色違いのようなストライプ。ベージュの地にカラーの帯部分が毛足が少し長くなっていて、ほわほわとさわり心地がとてもいい布。サイドにはこちらもジャガード織のスペインのカーテン布地。
持ち手と淵には革で、強度を。もうひとつ何かアクセントがほしくて、ぐるりと1周を2色のひだのついたリボンで覆って刺繍糸でステッチを加えてクラフト感をプラスする。同じトーンの色味のリボンにしたから、邪魔にはならず、よい雰囲気に。

落ち着いたゴールドの布は、ふたになっている。外側に出すふた。鞄の中が全開で見えるのを防ぐためだけど、
これにも天然石をつけて外側に出すようなデザインにしたら、子バックが付いているみたいにバックのアクセサリーになる。出したくない時には、もちろん内側に納めれば、二通りの使い方を楽しめる。

ラフなジーンズや写真のわたしのようにぼさぼさのヘアスタイルだって、発色のいいきれいな布に目を奪われて、その日のスタイルを引き立たせてくれるような気がしてくる(言い訳?)。ちょっと荷物をたくさんいれて膨らんでも、それはそれでかわいいし、サイドや底の布もちらっと見える様子もなんだか女子のチラリズム好きなところをくすぐる気がする。女の子は、靴の中敷きがかわいかったり、コートの裏地がかわいかったり、そんな自分しか見えないようなところに、こころを惹かれる気がする。まさに自己満足なんだけれど、そういう所にちゃんとこだわっているモノたちをみると、そうそう、うんうん。と痒い所に手が届くような心地よさを感じるのだ。
なので、わたしは自分がデザインするモノたちにもそんなこだわりを端の方に添える事が好き。でもお客さんは、だいたいそれを言わなくてもちゃんとわかっていて、そんなこだわった大切な所を見つけてくれるのがとても嬉しい。
487.jpg 487a.jpg
形はシンプルだけど、布で遊べるこのバックは、定番にしてもいいなと思うようなバックになりそうだな。
写真はオーダーくれたお客さん。
いつもかわいいお洋服を着ていて、この日もminaの服がよく似合っていた。
せっかくなので、持ってもらってぱちりと。こうして直接渡せたりすると、また直に表情を感じられて、ちょっと照れくさいけど嬉しいなと思う。しばらくたって、お友達からも好評でにんまりです。とメールをもらった。
それをみてわたしもにんまりなのだ。

2009年05月18日

486 海辺で育ったから

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ブライダルはつづきます
今制作しているお客様。海辺で育ったから、海にまつわるものが入っていたら嬉しい。
と、やり取りしている中でふと出てきたキーワード。メールのやり取りで最後の方に出てきた言葉だったので、
急遽形がかわったものの、一気に海というテーマの基にアイデアが膨らんだ。シェルや珊瑚、
お友達が旅した時に集めてくれたシーグラス。アトリエには、思いのほか海にまつわるモノたちがたくさんある。
このテーマがあったおかげで、あらためてそんなアトリエのパーツたちに気づく事になった。

海で見つけた珊瑚やシーグラスをレース編みでくるんだり、コーティングされたシェルをつけたり。
これを見た友人が、海で集めた宝石でできてるみたい。そう言っていた。
そうだね。本当にそんな感じ。わたしが無意識に生み出す物を、友人たちが表現してくれる
すばらしい感性にも驚きながら、あらためて客観視できたりして、手は進むのでした。

このシーグラスをマリンブルーの海辺で集めた友人も、きっと喜ぶだろうなと思う。
わたしとお客さまだけでは無く、その周りも幸せな気持ちにさせるものって、暖かくていいですね。
ひとつの会話からうまれるテーマ。
メールのやり取りだけの方も多いので、些細なきっかけからその人と也を想像したりする。
いつも海がすぐそこにある場所で育ったという事を伺って、その要望を取り入れたいと思った。
アクセサリーにこんなに海の素材をぎゅっと集めて作る事になるとは、
わたしも想像していなかったけど、なんだかとってもいい感じ。
ウェディングアクセサリーと海の関係。思わぬところに、ぴたっとフィットするものって眠っているものですね。
さぁ。もうひと頑張り。

2009年05月13日

485 揺れるピアス

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結婚式のピアスをオーダーしてくれた友人から写真が届きました
それはそれはもう、ひじょーにきれいな花嫁さんでした
ピアスはk10ゴールドのチェーンとk18ゴールドのピアスポストの組み合わせで制作したもの
淡水パールやホワイト珊瑚など、小さな素材をくみあわせ、
スワロフスキーの丸い雫のクリスタルが、雨粒のようにチェーンに連なると、
耳元がやさしく瑞々しく、花嫁さんを引き立てていました

長めで大きく揺れるピアスは、大人っぽく彼女の雰囲気によく似合う
きらきらにかがやく花嫁さんの写真は、また今度ご紹介します

2009年05月11日

an・anに載ってます

雑誌掲載のお知らせです

ちょうどいま販売しているan・anの5月13日号に
タルビトゥのヘアバンドたちを載せて戴いています

antennaというところです
良かったらご覧くださいね
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2009年05月08日

484 四葉の幸運を

484.jpgゴールデンウィークはどう過ごされていましたか?
わたしは仕事を挟みながら、普段あえないお友達とあったり、アトリエにお客さんがきたり、ヨガをしたりテニスをしたり、おいしい和食を食べに行ったり。
今回は東京を離れずにいるも、なんだかんだといろいろありました。
今月はウェディングのオーダーが二つあるのだけど、嵐が来る前につかの間のお休みを戴いて、すこしリフレッシュ。

連休前にHPのショップやギャラリーに新しいヘアバンドをのせたり、カタログをのせたりしました。急遽作ったヘアカタログ、どうにかプリントが終わりバビロンの各店へ発送してもらってから、なんと誤字に気づいてしまいました。(正確には指摘されて気づいた)   ショック。急ぐと、ほんとろくな事無い。気づいちゃうかなー。気づかれないといいなぁ。そんなユルさは失格なんですけど。
でもモデル撮影をしたヘアアクセサリーのカタログは、いろいろなスタイルの提案をしてあるので、アレンジが難しいと思われている方にも見ていただけたらいいなと思うので、興味を持っていただけた方はHPのギャラリーへ是非。ショップはこちらから。実物をご覧になりたい方は、バビロンのお店で御訪ねください。もしくは御問い合わせくだされば、簡単なアンケートにお応えくださった方に送ろうかと思っています。実物のカタログは、かわいいくリボン型の金具でクリップしているので、機会があれば、お手元で見て下さると嬉しいなと思います。
484a.jpg春になってベランダやお部屋の中の植物たちが元気一杯。プランタの中で眠っていた去年の花たちが花盛りを迎え、一回り大きくなって勢いよく咲かせています。すでに狭そう。
この時期は水やりが大変になるのだけど、楽しくいい季節。ちょうど下の方においてあるプランタにクローバーが自然発生してきて、あまりの増えっぷりにちょこちょこと抜いていたら、そのなかに四葉と五つ葉を発見。そういえば去年も四葉のクローバーをを立て続けに貰って喜んでいたっけ。
自分で見つけた事無かった四葉のクローバー。
今年はハハのお友達の畑でふと見たら見つけたんだ。そして次はアトリエのベランダで見つけられるなんて、なんだか嬉しくて、みてみてっと、何人も友達に写メールしてしまった。
数日後、家へ帰るとハハが四葉ばっかりの鉢植えをお土産に買ってきてくれてました。今年も嬉しい偶然がこうして重なった。happyがあるかなとのんきに思っていたら、早速楽しい知らせがひとつ、またひとつと届き。やっぱり四葉のクローバーの言い伝えは、信じてよさそうだな。

連休の終盤は久々に雨が続き、今日の夕方になってやっとあがりました。外に出ると空気がもわっとして、
数日ぶりに雲が切れた夕焼け色の空は、いつもよりも澄んでいて目がよくなったのかと思うくらい。
夏を感じさせる空。雨上がりで、まだ残る切れ切れとした雨雲の間に、すきっとした空が見えていい空だなと思った。
だんだんと空も夏の風景にかわって、空気も暖かくなって、季節が、時間が、移り変わって行くのですね。

2009年04月27日

483ウェルカムボードのお披露目

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新婦のあきちゃんは昔から、自分の気に入った物をそれはそれはとても大切に扱う子だった。
大人になって、わたしの知らない顔もたくさんあって、変わったところももちろんあるだろうけれど、
そういう所は変わっていないだろうと思うのだ。だから、きっとこのボードも大切にしてくれるだろうなと思って
前回同様表面にガラスを貼れる、箱状の額を用意することにした。お家で飾っても埃が入らないし、
きっとお家に帰ってくるたびに見て、ガラスを拭き拭きしてるだろうなぁと思う。そんな姿を想像しながら、
仕上げに先日のコサージュの為に紅茶で染めた花びらを、ふんわり縫い付けてようやく完成したのでした。

482大きな画面の刺繍

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今回は大きいサイズでA2をすこしはみ出すくらい大きかった。布をみつめながら、どういうデザインにするか、
やりたいこと、出来る事はたくさんあって、その中からバランスよく無駄をそぎ落として
一番いいと思える方向を探る時が、うーんと想像を大きく膨らます時かもしれない。
これで行こう、と布にはじめのはさみをざくっと入れるときはきゅっと緊張する。やり直しがきかないから。
土台の布が決まれば、そこにパッチワークのように重ねたりつなぎ合わせる布を選んだり、
刺繍の配置を何となく決めていく。頭での想像は、やっぱり限界があるのである程度構想を練ったら、
後はざくざくと進めて行く方が断然スピードははやい。
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今回は刺繍の幅も広かったので、進めて行く過程をあれこれ考えながらだったけど、
それでも今までたくさんのバックの刺繍をしてきたので、なんとなく自分の進める手の早さがわかって、
スムーズに進んで行った。物語が始まりそうなボードになってきて、作っているわたしが何よりたのしかった。
482d.jpg
一文字終わる度に、全体のバランスをみて、次の色を決める。
だから時間がかかるのだけど、その方が素敵だとどうしても思ってしまうので、最初から用意した刺繍糸は何色もあった。文字を刺繍し終わったら背景へ。立体感や表情の変化。密度の濃さやぎゅっと詰まった雰囲気をすーっと抜かす遇えて何もしない空間。
そんなものを何となく考えながら全体を作って行く。
すこしずつ、すこしずつ。きらきらっと光るビーズが良い味を出し始め、
空間も雰囲気を放ちだす。この頃になると大分腰も痛くなってくるんだけど、それでも手を動かし続けたくなっちゃうんだな。
先日のウェルカムボードを見せた時に、新婦が気に入っていた鳩のシェルパーツ。これもちゃんとつけて。淡水パールや天然石、クリスタルやシェルパーツなどもポイントに混ぜていった。

2009年04月22日

481手刺繍のあたたかさ

481a.jpg先月に続き、今月もウェディングのウェルカムボードをちくちくと刺繍していた。主役はわたしの幼なじみのあきちゃん。小学校からの同級生。途中、何年も会わなかったり連絡も全然途絶えたりしながらも、ふと思い出してはご飯を食べに行き、また1年ぶりくらいに飲みに行き、などと付かず離れずにいた幼なじみ。
わたしの仕事も何となくしか知らなかったと思うんだけど、ちょうど結婚する事が決まった頃、わたしがブライダルの仕事もしていると話したことがあった。それを思い出して今回依頼してくれたのは、ウェルカムボードと挙式のベール。そしてお色直しのヘッドドレス。

式が終わった後もきっと大切にしてくれるだろうなと思うと、そんな様子を想像したりしながら、夜な夜なちくちくと刺繍をした。ウェルカムボードは、せっかく作ってもらうんだから大きければ大きいほどいいと大胆なことを言って、ほとんど任せてくれた今回のオーダー。打ち合わせには一人で来る人が多い中、毎回彼と一緒にアトリエに来て、すこしずつ話しを重ねるたびに二人の雰囲気も感じたし、私自身の今回の進め方も決まってきて、それほど心配なくできたことがよかった。

すこし大人っぽく、そして刺繍をたくさんしてほしいという希望があったウェルカムボード。木枠に張った布に
どう刺繍をしていくか、じっと考える。文字だけ転写してあとはすべてフリーハンドで進めていく。
デザイン画も無いわたしのやり方は、想像の世界と隣り合わせで進んで行く。それだけに色味のバランスを考えながら作っていくことは時間がかかるのだけど、慎重に、でも方向が決まれば経験と勘で動いていく手は速い。
その繰り返しでボードは空気が吹き込まれるように形になって行く。481.jpgわたし自身イメージはあるものの、完成図ははっきりと想像できない状態で進めて行くので、自分の創りだすものが様々な色の重なりで形になって行く様子に気持ちも先へ向かうのだ。

一文字を何度も刺繍糸で往復すると立体感がうまれる。セル画を重ねてひとつの絵を完成させて行く様な感じと似てるだろうか。
ひとつの文字を刺繍する度に画面の雰囲気が変わって行く。文字の刺繍が出来て行く度に、ボードに吹き込まれて行く彩りが、制作しているわたしを次へ次へと逸らせるよう。いつも作る刺繍のバックと同じくらい、範囲はそれ以上の刺繍になった。この大きさのおかげか豪華で、手刺繍のふんわりとした立体感と暖かさがより伝わる気がする。本当に一点もののよさを最大限に活かしたものになったとほっとした。
完成図はまた今度

2009年04月21日

480 楽しいお花見

480a.jpgこの頃、ここでお話ししようと思う事がたくさんあるんだけど、
なかなか追いつかない(汗)お仕事以外の事もたまにはと思うのだけど、
仕事のお話もこのところいろんな事があるから、あれもこれも近況をと思ってなかなか進まない。
そんなこんなでもう4月も後半スタートなのだ。
4月はやっぱりお花見季節。もうあっという間に散っちゃったけど、
今年は暖かかったのもあって、昼も夜もお花見を楽しんだ。
この日のお花見は大学の友達とその友達。
1品持寄りのお花見会は、気づけば、ほとんどが手作りのものたちで囲まれたアットホームなお花見ピクニックになった。手作りをなんて誰も言ってないのに、そんなのがそろっちゃうこの仲間たちもすごいなと思う。

お皿にみんなの作ってきたおいしそうな物を並べると、見事なランチプレートに。
なんとお手製の生ハムがあったり、焼きたてキッシュやサーモンの押し寿司、ベジバーガーもあったり。昼過ぎに遅れてやってきた友人男子は甘い物が食べたくなる頃でしょ?とリンゴのワイン煮(クリームチーズつき)を作ってきた。すごいすごいっ。
480.jpg久々に箸が止まらず、一日中ずーーーーっと食べ続けた。お腹いっぱいなのに箸が止まらないのが可笑しい。そして、持ち寄ったお酒はワインが多く、そのワインたちを飲み比べと言いながら、気持ちよく豪快にほぼ空に。

夕方になって荷物をまとめて友人宅に移動しようと歩いている時、ふと振り返ると満開の桜に太陽が沈んで行くところだった。沈んでいくオレンジ色の風景は少しさみしく、でもとてもきれいで、思わず立ち止まり見入ってしまうほどだった。
1年に何度か集まってわいわいと食べて飲んでの会のいくつかは、こうして外で満開の桜の下でするのもいいなと思った。ごちそうさま

2009年04月14日

479ウェルカムボード

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友人に頼まれてウェルカムボードを制作した。A3が入るくらいの大きさ。
個展のときに飾っていたウェルカムボードを見て、思いついてくれたそうで。
サプライズウェディングパーティを開くとの事。当日、同窓会をすると思ってやってきた新婦にウェディングドレスを着せて、結婚パーティをしてしまうのだ。すごいなぁ。
前にもサプライズウェディングパーティをした友人がいた。その時は,別のお友達がその子に事前に、自分のウェディングドレスを試着しに行くのを付合ってと誘い、一緒にドレスをみているうちに、○○ちゃんもせっかくだし試着してみようよ、とうまく新婦に試着をさせてサイズをチェックして、そのときに似合っていたドレスを当日用意したという、見事な計画のサプライズ。

わたしはサプライズはないけれど、以前友達の手作り結婚式をみんなで企画して、すべて自分たちでした事がある。
衣装担当のわたし、でも前日にケーキ作りも手伝ったりそれはそれは大変で、あれはまさに無償の愛であった。
一組のカップルの為に、仕事の合間を縫ってへとへとになりながら準備に準備を重ね、招待状も会場デザインも設営も演出、司会、音楽、食事にケーキ、ドレスや衣装、ヘアメイクもお花も、すべてすべてぜーんぶ自分たちや知り合いにお願いして準備した。企画書から、タイムスケジュールまで用意されて今思えばひとつのウェディングプランニングの会社のようだった。

80人のお客様を招く着席の結婚式。ふたを開ければ、手作りとは思えないちゃんとした立派な結婚式だった。
この日が来たねと祝福する気持ちと、国営公園の芝生の広場に出来上がった、映画のワンシーンのような会場
すばらしさに感動してこころが熱くなり、止めどなく涙があふれて来たのを思い出す。
東京から遠くはなれたところから、この日のためにやって来られたご両親がはじめて二人の友人たちを目にして、
娘が地元に帰ってこない訳がわかった。本当にすばらしい結婚式を開いてもらえて嬉しい。と
涙を流してお話してくださったことは今でも忘れない。
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その人の為に自然に身体が動いてしまうような経験をわたしもしているので、今回のサプライズパーティを企画する気持ちはよくわかった。それをしようとするわくわくも。働き盛りの30代は、みんな地元にいるわけでもなくて、離れたところにいる人ももちろんいて。でもそんな距離なんて二人のことを思えば何てことないと思える関係を築けている友人が、いいなと思えたし、このボードを依頼されたとき、二人の馴れ初めや新婦の性格などを丁寧に教えてくれて、その友人に対する愛を感じたり私自身もなんとなくその人柄を想像しながら作ることができた。

これから先もずっと飾っておけるものと思うと、どんなデザインにしようかなと思ったけど、派手すぎず、インテリアを邪魔しないようなものにしようと思って、今回は白地をベースに選んで刺繍を。この布はフランスのcasamanceとスペインのカーテン布地だったかな。コラージュするようにオーガーンジーのカーテン地を重ねたり、文字を刺繍したり、四角の中を構成していくのはあまりない作業なので新鮮な気持ち。すこしずつ立体感が出てきて、画面が出来上がっていく様子も楽しくて、気持ちよく仕事をさせてもらっていた。刺繍は手のかかる作業だけど、やっぱりすきだなぁと改めて感じたお仕事。
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当日の様子は、今度行きつけの居酒屋でゆっくり聴かせてもらおう。
今回は新婦のだんな様にも協力してもらったとのこと。当日何も知らずにウェディングドレスを着せられ、
扉をひらくとたくさんの人とスポットライトが待っていて、混乱して夢の中みたいだったろうな。
おうちに帰って、贈り物をみながら突然号泣してしまったそう。

自分のために奮闘してくれた友達とだんな様。そんな愛すべき人たちに囲まれた、花嫁さん。
きっと一生忘れることのない一日になったのだろうなと思う。わたしも協力ができて幸せに思います。

2009年04月11日

478 教室のつづき

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集中して黙々と手を進めていると、BGMが流れるギャラリーにしーんとする時間が度々できる。
今回はわたしも一緒に手を進めながら見本を作っていたので、なかなかうまくおしゃべりも出来なかったな。
ふと気づくと形になっていた。というように、人によっては久々の針仕事もあってか、肩に力が入ってひと呼吸置くこともわすれてしまっていて。。。出来てきている様子を客観的にみれるように、ときどき声をかけると、
ハッと数時間の蓄積に気づいて驚く方ばかりだった。
花びらを選んだり、羽を選んだり、縫って行く過程も玉止めの仕方も。どの過程もそれぞれの方にとって新鮮で、自分の好きな色や好みの雰囲気を、改めて知ったのではないだろうか。柔らかい雰囲気、シャープな雰囲気。さわやかな組み合わせ。斬新な組み合わせ。どれをとっても、頑張っただけあって大人っぽいナチュラルなコサージュが出来た。
花びらが優しい曲線を描き、ふんわりと出来上がったコサージュを、鏡のまえであわせている様子が
みなさん本当に嬉しそうで、良い充実感でギャラリーは満たされていた。
ぱっと、いま写真を選りすぐってこの3枚を比べても全然違う雰囲気。
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見事に個性が発揮されて、その日着ている服にもぴったり。自分に似合う色をみんなわかってるんだなぁと本当に感心する。わたしが気づかない色の組み合わせだったり、頭が偏ってついパターン化した色の使い方をしているのは、わたしの方だと気づいたり。前回に続いて教える側のわたしにとっても、柔軟性をもたないと!とか色々な想いがうまれたワークショップだった。

紅茶をのみながら少しお話をした時に、やっぱり大変だったけど、お店に置いてあったら欲しいと思う様なものが出来た、と言って下さった方もいらして、わたしも少し肩の荷が下りて、ほっとする。
でも今回は、ちょっとクオリティをあげすぎたかな、やっぱり。次は、もうすこしおしゃべりも楽しめるくらいのワークショップにしないとなぁと、反省。。。参加者の方にとっては、(いろんな意味で)なかなか自分では出来ないモノ作りに挑戦できたのではないでしょうか。

出来上がった時には、拍手を捧げたい気持ちでいっぱいでしたよ。よく頑張っていただきました。
箱にいれると、またぐぐっと高級感が出て、笑顔が増えるとわたしも嬉しくなる。
これに懲りずにまた参加してもらえたら嬉しいなぁ。こりごりと言われてしまうかしら。
でもクオリティーは保証つき。とちょっと心配になった今回のワークショプ。わたしとしては,本当に今回もステキなコサージュを作ってくれて、やっぱりやってよかったなと思うけれど、大変でしたね。

春のお花見でも、早速使ってもらえたかしら。胸を張ってつかって戴きたいと思います!!
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